ゲームを開発するときに最も大切なことは「ユーザーに楽しんでもらえるか?」ということです。
そんなこと言われるまでもなく分かっていると思いますが、ゲーム開発者がやってしまいがちな、やってはいけないことが4つあります。
この記事では自戒の意味も込めて、こういうゲームにしちゃだめだよな、というのをまとめます。
ゲーム開発者がやりがちな、やってはいけない4つのこと
余計な仕様を追加してしまう
例えば、脱出ゲームなのにミニゲームがあると、ユーザーに不快な思いをさせることがあります。
ゲーム開発者サイドからすると、
- いつもの脱出ゲームだけだとユーザーが飽きているかも。
- ちょっとミニゲームを追加してみたいな。
- 少し難易度を上げたりするために、別の要素を追加してみよう。
と、考えてしまうことがあります。脱出ゲームからしたら、謎解きを楽しみたいのに、余計なミニゲームがあると、ユーザーが望んでいないゲームを遊ばされているので、「こういうゲームを求めてない」と思われてしまいます。
ゲーム開発者が作りたいという気持ちも分かりますが、その仕様はゲームに必要なのか、あなたのゲームを楽しむユーザーの顔を想像して実装するか決めましょう。
広告を必要以上に入れてしまう
無料ゲームを作り、広告で収益を得るビジネスモデルは悪いことではありません。問題は広告の数です。
稼ぎたいからと広告を多く実装すると、ユーザーはゲームに集中できず、途中でやめてしまうこともあります。
といっても、このことは言われなくても分かっていると思いますが、これぐらいならゲームの邪魔にならないかな?と、どうしても広告が多くなってしまうものです。
ギリギリ収益の最大化を狙って、広告を表示する量を調整すると、ユーザーからみたら「広告多いな」と思われます。あなたが思っている以上に、ユーザーは広告をうざく考えていると考えましょう。
わずかな違和感を見逃す
ゲームを一通り作り終わり、ゲームをデバッグしているときに「ちょっと違和感あるけどプログラムのロジック通りに動いている」というものがあります。このときに、わずかな違和感を「まあ、動いているし、そんな気にならないよな」と放っておいてしまうことがあります。
しかし、あなたが「わずか」と思った違和感は、ユーザーにとっては、かなりストレスになる違和感となります。
「これでいいかな」と思うゲームではなく、「よし!これで大丈夫!」と思うようなアプリを作ることを目指しましょう。
バグ0を目指さない
現実問題として、アプリでバグが出ないというのはあり得ません。少なくとも、リリース直後は初期不良が出るのはよくあることです。
だから「バグが出てもいいでしょう」と思うのは間違いです。開発者が目指すべきは、バグがないゲームです。
しかし工程の長期化や、予算、早くリリースしなければという焦り、などからゲームのテストをおざなりにしてしまうこともあります。
信頼は築くのは大変ですが、失うのは一瞬です。品質の悪いゲームばかりをリリースしていると、ユーザーからの信頼を失い、「このデベロッパーの品質悪いし、遊ばなくていいか」と判断されるようになります。
そうならないよう、ゲーム開発者はバグ0を目標に開発をすすめましょう。