東京サンドボックス2023に参加してきました。展示側ではなく、見る側ですが。
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海外インディーゲームが帰ってきた!
\今年は20を超える海外出展!#TokyoSANDBOX2023 で新しいゲームと出会おう⚡
【イベント詳細】
📆 4/15(土)
📍 ベルサール秋葉原2Fホール【A】
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https://t.co/5wXABDqFVe #インディーゲーム #Indiegames #TSB2023 pic.twitter.com/ZFiO3cONdb— TOKYO SANDBOX (@TokyoSandbox) April 10, 2023
この記事の目的は「他人のフリ見て我がフリ直せ」です。
どのゲームが良かった、悪かったという個別のものというよりは、「自分のゲームはこうするまい」というのをまとめておきます。
東京サンドボックス2023に参加して吸収したこと
以下、東京サンドボックス2023に出展しているゲームについての感想ですが、正論パンチです。すみません。。。
操作がわかりづらい
兎にも角にも、操作がわかりづらいゲームが多かったです。
最近の流行なんだと思うのですが、押すボタンが多いし、あれやってこれやって、というのが多いです。操作をするのに一生懸命になって、ゲームに没入できない感じでした。
まあ所詮はデモプレイ。3分ぐらいしか遊べないので、操作練度の問題もあるかと思うのですが、面白いゲームはもっと少ない操作で面白さを出せています。
やりたいこと、実装したいこと、面白い!と思うこと、はたくさんあると思いますが、盛り込みすぎて逆につまらないゲームになっていないかは振り返りポイントとしてあるかと。
面白さがわからない
好みにもよるところではあるのですが、「このゲーム、何がおもろいの?」というのがわからないゲームがありました。ジャンルはわかるんですが、ジャンルとしての面白さ以上のものが何かあるのか?という意味です。
アクションゲームだとキャラの操作は一通り他のゲームと同じようなことはできるんですが、それ以上の何かがない。例えば「無双感があって気持ちいい」とか「スピード感がある」とか「演出が独特」とかですね。
一目でわかる必要はないですが、少なくとも文字にしておいて「このゲーム、ここが面白いんです!」と言える要素がないと、「大手の出すゲームでよくね?」となってしまいます。グラフィック頑張ってんなぁと思うので、もったいないなぁと思うことも。。。
難易度設定ミスってる
難易度設定をミスっているゲームもありました。
デモゲームで1面クリアまでできるというゲームなのですが、1面のボスにたどり着けませんでした。もちろん、私の腕が悪いと言われればそれまでなんですが、それはそれでどうなんよ?と思わなくもないです。せめて展示するデモプレイなんだから、気持ちよくプレイさせてくれよ、と思うわけですよ。
そこがいかにもインディーゲームっぽいところではあったので、ゲーム自体は嫌いではありませんでしたがw
グラフィックだけではダメ
やはりというかなんというか、グラフィックだけ良くてもゲームとして面白くなければダメなんだなと思いました。
もちろんグラフィックは大事です。しかしそれ以上にゲーム性がどこにあるか?何が面白いのか?というのが重要だと感じました。
何が一番ダメかというと、ガッカリ感があることですね。上げて落とすのが人に悪印象を強く与える要因になるので、避けるべきです。
ほどほどのゲーム性なら、ほどほどのグラフィックに抑えるというのも必要なのかなと思いましたね。
展示する側になったと妄想した時の話
自分が展示する側に回った時、どういう感じにした方がいいのかな?と妄想してみました。展示するときには気をつけようと思います。
参加目的は箔を付けるためと心得る
参加してみて思ったのは、出典したからといって爆売れすることはないな、ということです。
少々、認知度が上がることはあると思いますが、それがコンバージョンまでたどり着くかというと、そんなこともない気がします。「こういうイベントに参加しています!」という宣伝になったり、開発者自身が参加している場合「参加しました!」みたいな感じで箔を付けられると思いますが、それ以上の効果はあまりないかと。
あるとするなら、パブリッシャーを付けたい人が参加してコネクションを作ることぐらいですかね。ゲーム開発者が展示しているものばかりだと思ったのですが、結構パブリッシャーの人が展示していることが多く、私の認識を改めたところです。
試遊できる環境はせめて2つ欲しいと思ったけど1つでいいか
試遊できる環境が1つの場合があり、遊びたいゲームがその場で遊べないことがありました。もちろん待ってもいいですし、もう一周してきてもいいわけですが、「待てば良い」というのは展示する側の目線に立った考え方で優しくありません。そうして客が遠のくのは、展示する側としては機会損失でしかないので、せめて2環境はあった方がいいのかなと思います。
と思っていたのですが、よく考えると、投資対効果が見込めるとはあまり思えない気もします。
先に説明しましたが目的が「箔を付けること」なので、とりあえず参加だけしておけばいいのです。そのため試遊できる環境は1環境だけで事足りるかなぁ。と思ったり。。。
プレイ後に感想を聞こう
すでに販売しているかどうかに限らず、プレイ後に感想は聞いた方がいいんじゃないか?と思いました。
アンケートを取れればいいですが、単純に「どうでした?」と聞くぐらいでもいいと思います。
感想を聞いてくる人は皆無だったので、そういうのは御法度なのかもしれませんが、せっかく参加して貴重なユーザの声を生で聞けるんだから、忖度なくフィードバックを受けないと勿体無いですね。
面白さが伝わる試遊にする
「このゲームはここが面白い!」というのを明示した上で、そこが遊べる試遊ができるようにした方がいいですね。ゲームの最初のステージをプレイできるようにしているところがほとんどで、それだと面白さが伝わらないでしょう、と思っていました。
開発がそこまでしか進んでいないんです!という場合もありますが、ある程度作っているなら、面白い部分をこそプレイできるように試遊するステージを選択しておくべきかなと。もしくは試遊用のステージをあえて用意するとかですかね。そこまでの余裕はないかも。。。
またプレイしている間、何も喋りかけてこないことがほとんどで、「ここが面白いんですよ!」とアピールしてくるところが少なかったです。うーん。もったいないなぁ。
売り子には操作説明しておく
開発者自身ではなく、売り子に操作説明をしていないところもありました。「これどうするんですか?」と聞くと、「いやー、それはわからないですねぇ。。。」ということが。その日限りのバイトなんでしょうけど、流石に1回プレイさせておけよ、とも思いました。売上に繋がらないことかもしれませんが、ユーザに優しくないので。。。
まとめ
東京サンドボックス2023に遊ぶ側として参加しました。
ゲームの展示会は初めて行ったので、どんなもんかと思ってましたが、こんなもんかという感じになりました。
感想としては至極真っ当なことを書いているわけですが、そのほとんどが「それができれば苦労しない」というものばかりな気もします。
正論パンチしか出せない自分の感性が恨めしい。。。もっとボキャブラリーを増やしたり経験にまつわる感想が書けるようになろう。
今年は他のゲームイベントに参加してみようかと思っているので、吸収したことをまた記事にしていこうと思います。